北海道で書の道を目指す人たちを支援する事業などを通して、北海道の書道文化の振興に寄与することを目的に特定非営利活動法人北の書みらい基金が2019年に設立されました。2020年12月、同基金は、その目的を進めるために、日本を代表する書家、中野北溟氏(留萌管内羽幌町焼尻島出身、札幌市在住)の功績を記念し、未来の書道界を担う道内若手書道家の育成・支援事業として、「中野北溟記念北の書みらい賞」を創設しました。同賞は2021年から毎年実施していきます。

中野北溟記念北の書みらい賞

事業名
中野北溟記念北の書みらい賞 (通称 北溟記念賞)
対象
北海道在住で50歳未満(選考年1月1日現在)の書家を対象として、選考の前年1月から12月までに発表された作品を対象とします。
選考
主催者が依頼した学識経験者等で構成された選考委員が優秀と評価する将来性のある作品を各5点以内推薦し、その集計によって選考対象作品を決め、それらの実作および書活動の評価を選考委員会が協議し、賞候補作品を選考し、主催者が決定します。
選考委員長
武田厚氏(美術評論家、多摩美術大学客員教授)
選考委員(50音順・カッコ内は2022年4月現在の役職・肩書き)
阿部典英氏(公益財団法人北海道文化財団副理事長)
笠嶋忠幸氏(公益財団法人出光美術館上席学芸員)
古家昌伸氏(編集者・ライター)
齊藤千鶴子氏(北海道立帯広美術館学芸課長)
佐藤幸宏氏(札幌芸術の森美術館館長)
発表
毎年4月に選考会委員会を開催し、終了後、発表します。
※2021年は新型コロナウィルス感染症による影響で7月に延期しました
賞と副賞(奨励金)
大賞 1人 50万円、奨励賞 3人 各20万円
贈呈式
毎年 7月下旬、札幌市内で行います。
受賞者展
当年の受賞作品と、前年受賞者の作品(未発表を含む)を展示。2021年は記念賞展として選考対象作品を展示、7月29日~8月3日、道新ぎゃらりー(札幌市中央区大通西3 道新大通館7階)で開催しました。

主催 特定非営利活動法人北の書みらい基金 / 共 催 北海道新聞社

事務局  道新文化事業社
〒060-8711札幌市中央区大通西3 北海道新聞社7階(電話011-241-5161)